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インスタ映え ≪施設長 樋口≫

昔は友達と遊ぶにも連絡方法がなく直接友達の家に行って空振りくらったり、好きな人の家に電話して親が出た時の緊張感なんてものがあったりしたのですが、今は一人一台携帯電話の時代なので直接連絡することが出来ます。TwitterやInstagramなどのSNSになると知らない人とも連絡が取れたり、相手がインターネット上にアップした画像や情報を見れたりします。私はほとんどそういった類のツールを使わないので、自分の顔や生活を不特定多数の人に、しかも全世界にお披露目する機会がありません。ただ、芸能人や風景などのInstagramの画像はキレイに加工され、飾られ、「これはキレイだなぁ」と思う写真もあります。
そうか、やってみよう。もしかしたらSNSという自己顕示欲と承認欲求を満たすツールに自分もなにかインスピレーションを覚えるかもしれない。食わず嫌いはよくない。
施設の中と外をぐるっと回って写真撮って、職員に「何やってるんですか」といぶかしげに見られ、事務所で誰かInstagramをやってないか聞くも全員「やってません」。思ったより難航。
そして仕上げた写真がこちら。

就任時、入居者の皆さんに急かされて手入れをした中庭の松。

廊下を歩きながら撮ったパーテーションで仕切られた居室。

デイサービスから見える湯河原を一望できる景色。
良く分からないけどそれっぽいフィルターの加工をしてみた。
施設相談員に見せると「ただ景色を撮っただけじゃん」と言われ、私は俗にいうインスタ映えというものを諦めた。