認知が進む ≪施設長 樋口≫
「認知が進む」って言葉聞いたことあります?
医療業界や、介護業界で働く人はなんとなく意味がわかると思いますが、おさらいしましょう。
「認知」とは
“ある事柄をはっきりと認めること。”
と辞書にあります。
「進む」は
“前方に向かって動く。前進する。物事がはかどる。進行する。盛んになる。勢いがつく。”
と辞書にありました。
上記から、「認知」が「進む」とは「ある事柄をはっきりと認める事がはかどる事」と言えます。今日の日付や季節、昨日の晩御飯のメニューや知り合いの名前などをハキハキと答えられる状態ですね。
つまり、医療福祉の関係者が「認知が進んでる」と言っているのは、「認知症が改善している状況」を指す言葉です。他にも「あのお年寄り、認知があるからさあ」というのは認知機能がしっかりしているという誉め言葉という事になります。
医療、福祉業界の関係者の皆様はしっかりおさらいできましたでしょうか。
いないとは思いますが、もし「認知が進む」の使い方を間違っている方がいましたらこの機会に見直してみてください。
※長々と樋口のくだらない皮肉にお付き合いいただきありがとうございました。認知症の悪化の事を「認知が進む」って言っている人は気を付けてくださいね。