介護は社会インフラ ≪施設長 樋口≫
先日訪問先で4か所蚊に刺された樋口です。保護犬を引き取ってから生命が愛おしくてたまりません。血くらい蚊にくれてやります。ただしあの痒みは我慢しがたい。そんなあなたに朗報です。蚊に刺された箇所にセロハンテープを貼りましょう。痒みが止まります。本当です。でも痒いとはいえ刺された場所に清潔でもないテープを貼るので自己責任でお願いします。
なんだか、Twitter(現X)界隈でまた「底辺の仕事ランキング」とかいうやつが話題になったみたいですね。とあるサイトで公開されたもののようなんですが、現在は削除されています。案の定こういったランキングには介護は必ず入ってくるんですが、他の職業を見ればわかることがあります。
一緒にランクインしている職業は、建設作業員、ごみ収集スタッフ、保育士など。もうわかりましたね。
世の中で、社会の仕組みもわからない、人を見下すことでしか自分が上になれない人が「底辺」と呼ぶ職業は基本「社会インフラ」です。電気、ガス、水道、道路、通信などと同じ、生活になくてはならないものなんです。社会インフラは「底辺」ではありません、生活や他の仕事の「土台」です。「土台」のことを「底辺」と呼んじゃうボキャブラリーがない人の言う事なんか気にすることはありません。
仕事は必ず「誰かの代わり」です。人ができないことを自分がやって仕事になるんです。自分じゃ家を建てられないから、仕事として大工さんが代わりに建ててくれるんです。自分じゃ介護できないから代わりに私たちが介護をしているんです。私たちは底辺じゃなくて社会インフラです。胸を張って、私たちが日本社会の縁の下の力持ちだと言ってやりましょう。
まったく、偏見の目の暗いトンネルを越えるのはいつになるのやら。