介護士なんていない ≪施設長 樋口≫
私は日本介護福祉士会と神奈川県介護福祉士会の会員なのですが、
ずっと気になっていたこと、「介護士」という謎の呼び名。
最近やっとスッキリしました。
先日のニュースで日本介護福祉士会の及川ゆり子会長の
「介護従事者は、国家資格を有する介護福祉士とそれ以外の従事者が混在しており、それらを総称する表現としては”介護職”を用いることが適切。介護士という資格は存在しておりません」
という発言が掲載されていました。
ほんとその通り。もう一回言う、ほんとその通り。
ニュースで時々使われる「介護士」という職業。
営業の仕事をしている人を営業士とは呼ばないし、事務の仕事をしている人を事務士とは呼ばない。
なんでか生まれた謎の「介護士」
もちろん現場でも「介護士」なんて言葉は使いません。
なんか介護と関係のない人が勝手に使っている名前なんですよね。
私たちは経験を積み、国家試験に合格した介護福祉士です。
まだ介護福祉士を取得していない人は介護職、介護職員でしょう。
なんか自分たちが知らない造語が自分達の呼び名になってて
介護福祉士の知名度がどんどん下がっていくんじゃないかとか
無資格でも「介護士」名乗れればそれっぽくていいんじゃないか、と思われないかとか
ずっとモヤモヤしてたんですよね。
あぁ、スッキリした。