餅つき ≪施設長 樋口≫
坂道の勾配を表す「%」の表記。あんまり気にしてなかったのですが、妻から「どれくらいの傾斜なのかわかりづらい、〇度じゃダメなのか」と言われ、確かに%はあまり馴染みはないなぁと思ったけれどその表記を角度に変更する権限がない樋口です。
ちなみにこの画像の表記だと、水平方向に100m進むと14m下がるという表記になります。ちょっときつめの下り坂です。
さて、年明け恒例の餅つきを職員が開催してくれました。
本来であれば年末にやるのですが、年明けが恒例となっているようです。
今年もやっぱり寒いので室内で実施。
昨年は床が抜けるんじゃないかという振動でしたが、今年は段ボールを臼の下に敷き、衝撃を吸収。(してない)
入居されている方も職員の手をかりて一緒に餅をつき、つきたてのお餅を入居されている女性陣に見てもらう。口々に、
「つき過ぎだ」
「つき過ぎだね」
「粒がなければいいんだよ、でもこれつき過ぎだね」
との声。結構厳しめ。
皆さんの話だと昔は多くの家で餅をついていたそう。
なんでも稲は昔から神聖なものと考えられていて、その稲からとれる米は生命力の源であり、それをついて固める餅つきはその効果が高まるとかなんとか。
また、神様の象徴であった鏡を模して丸くなった餅は鏡餅を呼ばれ年神様が依りつくと言われているそうです。
で、その年神様が宿った餅を家長が家族みんなに分けたのが「お年玉」の始まりだそうで、誰が始めたのか昭和30年代から現金を渡すようになり、令和になり電子マネーをチャージしてあげるキャッシュレスお年玉なるものも登場しています。年神様もさぞ驚いていることでしょう。
そんなお餅を正月にたくさん食べた為に高騰した体重、電気代や物価の高騰、急勾配の上り坂が多い中、コロナくらいはそろそろ下り坂に入ってほしいものですね。
今年も餅つきの企画から実施まで全部やってくれた職員さんたちに感謝です。