5月25日に思う ≪施設長 樋口≫
5月25日に緊急事態宣言が解除されました。まだまだ油断はできませんが一つの区切りと言えるでしょう。
さてこの約2ヶ月を皆さんはどう捉えますか?
亡くなった人もいた。苦しんだ人もいた。謂れのない中傷を受けた人もいた。
少なくとも完全勝利ではないでしょう。
テレビやSNSではいつも誰かを批判し、マウントをとり、あたかも自分たちが正解を知っているかのような論調と論争を現場と関係のない場所で繰り返していました。見るに堪えない中傷や嘘なども散見し、一部報道は偏った情報源となっていたように思います。
今後も以前のような生活には戻らないでしょう。距離を保ち、マスクや消毒液は必需品となり、各種産業は生き残りをかけ業務や勤務形態を変え、福祉や医療の現場も感染症対策を見直すことになります。
国民全員で感染症対策を行ったこの約2ヶ月、私たちは後世に胸を張れる行動をしてきたでしょうか。
子供達の見本となる行動をしてきたか?
誰かを誹謗中傷していないか?
誰かのせいにして思考停止してないか?
自分こそが正義と勘違いしていないか?
生活様式が大きく変わるのです、いつかきっと子供たちの教科書に載るでしょう。
その時、子供たちに「この時の日本人て凄いよね」って言ってもらえる行動を、発言を、私たちはしなければならないのです。