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ジグザグ ≪施設長 樋口≫

動物は進行方向に障害物があるとそれをよけることができます。右に避けた場合、次は左折する事が多く、左折の次は右に曲がることが習性として多いといわれています。

ダンゴムシの研究などで明らかになっている交替性転向反応と言われるもので、敵に追われた時や目的地に向かう時、戻らないようにする為の習性です。YouTubeなんかでも取り上げている人がいるので探してみてください。

この話は、時々悩みを相談された時に話すので、このブログを読んだ後に樋口に相談すると同じような話をされるので注意してください。

人は生きてると必ず壁に当たります。人間関係、学校、仕事など、この壁を乗り越えるのか、避けるのかは本人次第です。まず乗り越えることを考えましょう。努力を重ね壁を乗り越えた事実、その時間は確実に良い経験となります。でも辛くて無理なら避けたって構いません。ただし、壁を避けたのち、必ず同じような壁にぶち当たります。でもこれも避けたっていいんです。ただし、同じ方法、同じ方向ではダメ。必ず前回避けた方向、方法とは違う道に行くんです。そうすれば多少遠回りでも必ず前に進めます。同じ方向、同じ逃げ方をした場合、同じところをグルグル回り、最後は食われます。

右折二回するだけで、もと居た方向に戻ることになりますし。

動物に備わっている交替性転向反応。人生だってこうやってジグザグに進めば寄り道しながらも前に進めることができるのです。

さて、ついでと言ってはなんですが、ここで1点広報させてください。

9月21日は世界アルツハイマーデーです。この9月21日を中心に9月を世界アルツハイマー月間として様々な取り組みが行われています。

湯河原近辺ですと、湯河原駅の電光掲示板に広告が表示されたり、真鶴役場が役場内をオレンジ色に装飾したりするようです。ちょっと足を伸ばせば小田原城のライトアップなんかが毎年行われていますので、足を運んでみてください。

ちょっと意識すれば実はいろんなところで見かけるこういった活動。

日々生きていると自分の視野や立ち位置が決まってきて、「関係ない」事が増えてきます。でも本当に関係ないことなのか、自分には必要がないことなのか、それは触れてみないとわからないことが多いので立ち止まってちょっと見て、何か感じてもらえたらいいなぁと思います。