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ハロウィンと介護施設 ≪施設長 樋口≫

今年も介護施設泣かせのハロウィンの季節がやってきました。

このハロウィン、海外では歴史は古いものの、日本で流行りだしたのは東京ディズニーランドのハロウィンのパレードの影響が大きかったと言われています。そのパレードが1997年に始まったので、全国で流行りだしたのは2000年頃と多くの高齢者にとっては、あまり馴染みのないイベントになります。

高齢者に「ハロウィンて何?」と聞かれた時、あなたはなんて答えますか?

私はこのまえ

「子供が仮装して、『お菓子をくれないといたずらするぞ』って言うからお菓子をわたすんですよ」

なんて答えましたが、今思えばこれは知らない人にはなかなか特殊詐欺みたいな説明ですね。

今年も全国の介護施設では仮装した職員や飾りを見て、

 

「その格好はなに?」

「なんでお化けが飾ってあるの?」

「ハロウィン?知らない」

「私は着ないよ」

などという会話が繰り広げられる介護職泣かせの楽しいイベントになることでしょう。

ただ、せっかくのイベントです、利用しない手はありません。

オレンジを基調とした飾りつけ、普段見ないオバケやカボチャ。

さっきのような言葉がお年寄りから出てくるでしょう、会話のチャンスです。いいネタです。

どうせなら楽しみましょう。

職員もハロウィンなんか気にしない人もたくさんいます、お年寄りと一緒に「ハロウィンて何なんだろうね」と盛り上がってください。

実はハロウィンの10月31日は、古代ケルトの収穫祭で、この日は死者の霊が戻ってくると信じられていました。その日に一緒に悪霊も現世に来てしまうのでその悪霊に憑りつかれないようにオバケなど様々な仮装をして人間だとバレないようにするのです。(ちなみに子供が仮装して「Trick or Treat(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と家を回るのは悪霊の役だそう)

今施設にいる高齢者の両親も10月31日に帰ってくるかも知れませんね。

職員も利用者もいまいち馴染みが薄いイベントのハロウィン、でもその日は大切な人が帰ってくる日、意味なんかわかんなくたって大丈夫、説明できなくても大丈夫、楽しく過ごして利用者の両親を安心させてあげましょう。

Happy Halloween!